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斉天大聖孫悟空(せいてんたいせい そんごくう)
金斗雲(きんとうん)という雲で、空を飛び回る魔猿だ。
猿の王であり、子分の猿軍団を率いて、悪の限りを尽くしていた。
悟空が猿山の王座でくつろいでいたら、一匹の子猿が、ただならぬ様子で走って来た。
「親分、大変です」
「どうした?」
「釈迦という魔神が、俺たちの仲間を、善の道へと更正しています」
「なんだと!」
悟空のもともと赤い顔が、怒りで真っ赤になった。
「おのれ!釈迦め!この俺がぶちのめしてやる!」
悟空はさっと金斗雲に乗り、釈迦のもとへと飛んで行った。
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