孫悟空

2/4
前へ
/4ページ
次へ
斉天大聖孫悟空(せいてんたいせい そんごくう) 金斗雲(きんとうん)という雲で、空を飛び回る魔猿だ。 猿の王であり、子分の猿軍団を率いて、悪の限りを尽くしていた。 悟空が猿山の王座でくつろいでいたら、一匹の子猿が、ただならぬ様子で走って来た。 「親分、大変です」 「どうした?」 「釈迦という魔神が、俺たちの仲間を、善の道へと更正しています」 「なんだと!」 悟空のもともと赤い顔が、怒りで真っ赤になった。 「おのれ!釈迦め!この俺がぶちのめしてやる!」 悟空はさっと金斗雲に乗り、釈迦のもとへと飛んで行った。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加