時の走馬灯

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そこに斎藤が現れた。 斎藤は沖田が血まみれの女の子を背負っている事に驚きながら、沖田に声を掛けた 「総司、どうした?」 「斎藤さん!!山崎さん何処!?」 沖田の余りの剣幕に斎藤は同様しながら、山崎の部屋を指した 「ありがとう!!山崎さぁぁあん!!」 すると、部屋から山崎が出てきた。 「総司、何事や?」 山崎はふぬけた声を出すも、沖田が怪我人を背負っているのが分かると、山崎は顔をしかめた。 「なんや怪我した猫でも連れてきた思うたら、今度は女子か…総司、そいつをおろせ手当てする。」 沖田が白弥を下ろし、寝かせると山崎は傷をみて苦虫を噛み潰したような顔をした。 「結構深く斬られてるなぁ、こいつは、助からないかも知れへん。」 「そんなっ!!」 沖田がそう言ったすぐ後 山崎が目を見開いた 「怪我が治ってきとる。」 沖田が傷口を見ていると 怪我はみるみる内に治った。
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