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休日。普段は早起きだがいつもより遅く起床する。髪が寝癖でぐしゃぐしゃな頭をかきながらボクはぼんやりとPCの起動スイッチに手を伸ばした。
???「・・・あっつい。」
気づけばシャツは汗でびっしょり。真夏にクーラーも付けずに昼まで寝ていれば当然といえば当然だ。ボクは起動したPCを後にシャワーを浴びた。
???「ふぃー・・・」
シャワーを浴びる前にクーラーをつけたおかげか部屋がひんやりしていて気持ちがいい。
再びPCの前に座り込む。
名前は夢華。夢華と書いて「あすか」と読む。もちろんネット世界で使われるハンドルネームだ。
ボクはネットでのゲーム配信者である。人気は無いものの実況暦はまぁまぁである。
夢華「さて・・・と」
まずはチャット履歴があるか確認をする。
夢華「ん・・・誰だこれ・・・?」
全く覚えのないコンタクトからチャットが届いている。
-sekainokyoukai-
夢華「せかいの・・・きょうかい・・・世界の境界・・・?」
-sekainokyoukai-
キミの見てきた物語はまもなく消える
書かれていた文章はそのたった一文だった。
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