父と俺

7/29
前へ
/249ページ
次へ
「何がわかってるつもりなんだ?」 テレビを観ていながらも俺の呟きに質問してきた男・上沼 篠琉〔カミヌマ ササル〕 こいつは俺の高校からの同級生。3ヶ月前に突然家に上がり込んできた馬鹿。 「別に。お前には関係ない。」 「お前って酷いな。篠琉って呼べよ、篠琉って!」 「うるさい。」 「素直になれよ!だから尚は、いつまで経っても浪に何も言えず仕舞いなんじゃねえか。」 「ばぁか。実の息子だぞ?近親強姦じゃねえか。」 「はあ?男なら禁忌の1つでも犯しやがれ。」 「浪はノンケ!俺達とは違うんだよ!!」 ・
/249ページ

最初のコメントを投稿しよう!

420人が本棚に入れています
本棚に追加