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先代たちがやってきたことそれは定めだから。
《カイト》
思い浮かびのはただ彼女の姿。
「彼女を救う事は出来ないんですか?」
「…さあ、どうだろうね。ただ言えるのは彼女に子を宿しその子が新たな定めになるなら多分自由になるんじゃないんかね」
「他に方法とかはご存知ないんですか?」
しばらく考えている老人をじっと見つめるカイト。
するとないことはと言い始める。
それに食いつくように話を聞き出すカイト。
「元々はね、ちゃんと宝刀があったんだ。だが、ある日を境に消えてしまった」
「宝刀?」
「柄は銀色に輝き鞘は月のような鮮やかさそして刃は赤いまるで紅葉みたいな鮮やかな刃だと聞く」
それを聞いた瞬間にふと頭の中に何かがよぎる。
我々の大切な宝だ。カイト頼んだ
そんな、まさかだよな?
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