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でもだからこそ真相を知ったからには彼女を助けないといけない。
「おじいさん。自分はどうすれば」
「…まぁ。わしから言うのもなんだが、彼女から身を引きなさい」
「どうして?」
「彼女の守るあそこ一帯な。災いを呼ぶとわしからの村にいる巫女がな」
彼の話だと巫女があそこは厄を呼ぶ不吉な場所。
直ちにあそこらを焼き払うか木を切り倒すのどちらかを言ったらしく村の人はそれに従い今準備をしているのこと。
勿論彼女はしらない。
だから彼女は汚れを持ち込んだ奴には徹底的に戦いに行くだろう。
それが彼女の“生きる意味”。
「彼女はあそこを引く気はないのだろうなぁ」
「はい。きっと恐らく戦いに一人で行くに違いないです」
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