赤きコノハ

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だからこそ あなたに伝えたい。 この気持ちをこのー…。 「掴んだ!情報を手にいれた」 「カイト…」 凄い勢いよく走ってくる彼は何やら興奮気味で私の方に歩み寄ってくる。 確かな情報。 彼から言われた情報は確からしくこの情報は信頼性の高い人かららしい。 この町外れにあるもう一つの森がある。 そこに名刀があるらしい。 「確かなの?」 「確かさ、でも一つ問題がある。何かの理由でこれを持ち出すのは禁ずるとかでそれを持ち出すにはそこで守りを固めている奴らを潜り抜けなければならない」 簡単にはいかない。 でもまたなんで? 「カイト、何で元々あなたの村にその名刀があったの?」 「詳しくはわからないけど昔ね、自分の親たちが何かを理由にその名刀を盗み出したのは間違いない」 何かを理由に。 それは何かは分からない。 でもそのきっかけで私らの一族が生贄になった。 〔これは私達の運命〕 〔母様、私達の運命はあまりに酷なことです〕 どうして私達なの? 昔をふと思い出しながら赤い木の葉を眺める。 「メイコ、俺は行くよ。君のために」 「危険よ。もしかしたらあなたの命がー…」
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