お葬式

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「確かにあたしも犯人が憎い…けど、みどりに復讐なんてしてほしくないよ。」 「でも……私は止められてもすると思う。」 絶対気持ちを抑えるなんてできない。 恭哉に殺されなきゃいけない理由なんてなかった。 優しくて活発でバスケが大好きだった恭哉の命を奪った。 これから高校生になって2人の思い出とか、たくさん作るはすだったのに。 恭哉の未来は奪われた―― 「みどりはこれからどうするの?」 「どうしようね……。恭哉がいないなら鷹草高校に行っても意味ないしね……」 「みどり……」 鷹草高校。 バスケが強い高校で、私と恭哉が目指していたところだった。 バスケ部に入った恭哉をマネージャーとして私が支える。 そういう高校生活を2人で夢見てた。
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