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きっとね、不安で仕方ないんだ。
だって幼い頃から恭哉が傍にいたのに
心の支えだったあなたがいないから。
「恭哉……――さよなら――」
火葬場に連れて行かれる前に、綺麗な眠るような顔をして棺に入った恭哉の顔を見て、私は見送りながら一筋涙を流して、その言葉だけ呟いた。
君は世界からいなくなった。
この日
私の世界から光が消えた。
あれから3ヶ月。
この世界に残された私は、恭哉と行くと約束した鷹草高校に入学した。
。
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