同級生

40/52
15486人が本棚に入れています
本棚に追加
/296ページ
この2人も今の言葉、香織と同じ風に理解した。 もちろん、いつか貰えたら嬉しいけど、まだ付き合って1ヶ月過ぎたところだし、香織はまだ20歳だし、夢みたいな話。 「あ~ぁ、香織の彼氏も見たし、文句のつけようもないし、こんなラブラブなところ見せつけられたら、私も拓人に会いたくなってきた。」 「帰ろっか?」 「え?2人共明日まで居るんじゃなかったの?」 せっかくゆっくりと話が出来ると思っていた香織はガッカリ。 「せっかく来たんだし、香織の部屋に泊まったら?女同士の積もる話も有るんじゃない?」 裕一に爽やかスマイルで言われたら逆らえない。 「じゃあ、そうします。」 「よかった。」 どれだけ香織が今日を楽しみにしていたか知っているから、裕一はホッと胸を撫で下ろした。 .
/296ページ

最初のコメントを投稿しよう!