2人のタイミング

13/13
前へ
/296ページ
次へ
優しいキスの余韻に浸る香織を、裕一はしっかりと抱き締めた。 「忍さん達が遠くに行っても、俺がずっと香織のそばにいるから……。香織の居場所は俺が守るから、一緒に幸せになろうな」 「うん、ずっと一緒にいる。だから、お婆ちゃんになってもこうやって抱き締めてね」 「了解」 20歳の香織に、こんなに早くプロポーズするつもりはなかった裕一だったけれど、これが2人のタイミング。 もしかしたら、忍さん達にしてやられたのかもしれないけれど、それは2人には内緒の話。 fin .
/296ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15522人が本棚に入れています
本棚に追加