15486人が本棚に入れています
本棚に追加
/296ページ
この2人も今の言葉、香織と同じ風に理解した。
もちろん、いつか貰えたら嬉しいけど、まだ付き合って1ヶ月過ぎたところだし、香織はまだ20歳だし、夢みたいな話。
「あ~ぁ、香織の彼氏も見たし、文句のつけようもないし、こんなラブラブなところ見せつけられたら、私も拓人に会いたくなってきた。」
「帰ろっか?」
「え?2人共明日まで居るんじゃなかったの?」
せっかくゆっくりと話が出来ると思っていた香織はガッカリ。
「せっかく来たんだし、香織の部屋に泊まったら?女同士の積もる話も有るんじゃない?」
裕一に爽やかスマイルで言われたら逆らえない。
「じゃあ、そうします。」
「よかった。」
どれだけ香織が今日を楽しみにしていたか知っているから、裕一はホッと胸を撫で下ろした。
.
最初のコメントを投稿しよう!