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「とりあえず移動しようか。」
裕一はこういうファミレスみたいなお店は苦手。
女性達の好奇の目に晒されるのは好きじゃない。
だから余計忍さんの定食屋が居心地がいい。
「じゃあ、うちに行きましょうか。」
「そっちは何もないからうちの方がいいかもな。」
「良いの?」
「もちろん。」
5人でファミレスを出て、裕一の車に向かう。
もちろん助手席は香織の席で、後は後ろの席へ。
「で、矢部くんはどうするの?まさかついてくる気じゃないわよね。」
家もそれほど遠くないはずの矢部も、当然のように座っている。
「俺だけ除け者は無いんじゃない?久しぶりに会ったのにつれないなぁ。」
「別に来なくていいのに。女同士で話したいんだけど。」
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