第3話

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そんな会話をしてから5日後。 相変わらず、あたしはくーと極力離れていた…… …ら。 「ちー、…俺と最近、距離とってる?」 遂に、くーから言われた。 でも、認めるわけにはいかない。 「そんなことないよ。ほんとに用事だっただけ」 「ね、どんな用事だったの」 「……それは、」 家族で出掛けただけ、などありきたりなことを言おうとしたら、 「ほんとは、男と会ってたんじゃないの」 「………は、?」 なに、それ。 くーだって、たくさんの女の子と一緒にいるくせに。
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