第3話

9/10
前へ
/38ページ
次へ
結局、くーだってやましいことしてるんじゃん。 ……あぁ、いらいらする。 そしてあたしは、 「も、いいよ!くーなんか知らない!」 その場から逃げだした。 「ちー!?待っ…!」 後ろからくーの制止の声が聞こえたけど、あたしはそのまま逃げつづけた。 これ以上ここにいたら、あたし、壊れそう。 多分くーにいろいろぶつけると思うけど、今まともに話せる気がしないし。 あたしは、くーが見えなくなるまで行くあてもなく走り続けた。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加