偽者の歌

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幽霊が歩く世の中 君はずっと何と戦ってる 完璧な態度の裏側 昨日も今日も明日も同じ 悠長な思惑の結果 憧れとは正反対 望む全てを見渡し何もかもを塗りつぶして 僕らが歩く道の前には 亡者達の行進 先は見えないで 踊る足元はもう縺れかかって 倒れこむ先に同じもの達が見えた 振り上げた手の行く先を 決められず崩れた膝はもう震えて 乾いた舌が謳う偽者の歌が 今この世界を支えてる 模倣者の歩く路地裏 自尊心との戦い 何食わぬ顔でやった 抱えてたものを捨ててまで 静かな平原嵐の前か 呟きが木霊し大地さえ染めて 翳る横顔は何を映して これからもそれからも其処には何も無くて 振り上げた手の行く先を 決められず崩れた膝はもう震えて 乾いた舌が謳う偽者の歌が 今この世界を支えてる 散る華の海 雪化粧 ただそこで生きてく事だけ 望んで 乾いた舌が謳う偽者の歌が 今この世界を支えてる この世界が崩れても
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