原罪と未来のジレンマ

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明けてゆく星空に 激しく心を揺るがす風が舞う 人はみな いつの日か 旅立つ運命(さだめ)にあること 告げるように 出口のない砂漠を[行くあても知らないで] さまよい続けた[あの日から] 蜃気楼の彼方に見えたのは[消えたのは] 夢か現か遠い憧れか…… 少女の時は過ぎて痛みの理由を知って 理想と現実のジレンマに心奪われても 気高く咲き誇れよ 名もなき蒼き薔薇よ 時を越え絆を繋ぐよう その命の限りまで 今はまだわからない 明日の向こうには何があるのかも 人はみな だからこそ 互いの欠片を求めて歩き出す いくつの夜を越えて[巡りあった二人の] 重ねあう想い[愛しさを] 切なく くるおしく 抱きしめた[抱きしめた]36.5度の情熱 少年よ 君は今 真の愛を知って 希望と絶望の狭間へと明日に迷いながら 果て無き旅路を行く 名もなき戦士たちよ 楽園を追われた罪と罰を その背中に刻まれて 少女の時は過ぎて少年の日は去って それでも消せない証しがあるから 夢見る時を過ぎて涙のわけを知って 理想と現実のジレンマに心砕かれても 果てなき旅路を行け 名もなき戦士たちよ 希望と絶望の狭間へと その命の限りまで
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