13人が本棚に入れています
本棚に追加
/126ページ
命より大事な目的が僕にはある
刀を翳して進むしかないんだ
闇に身を浸して目的と引き換えに
命果てるその日まで
空に白い牙のような三日月が浮かんでいる敵に向かう僕を見つめ鋭い光を放って
ついて来るなよ 月も 独りで行く
闇を往くよ 狂気のまま
羅刹になる そんな奴は僕だけでいい
命賭けて今日も生きる
今夜もまた桜が散る 紅色の
嗚呼 命の花
たどりつく未来に地獄が待つとしたって
僕は前に進んでく呼吸止まる刻(とき)まで
ついて来るなよ 君よ 刃の森に
闇を往くよ この時代に
口を開けた獣のように牙を剥いて
銀の月よ わらえばいい
明日がまだあるのならば咲かせてやる
嗚呼 命の花
不意に風が揺らぐ 後ろの正面は誰?
僕が向かうところは
いつもたったひとつ
屍も越えてゆく 戦場(いくさば)だけ
闇を往くよ 狂気のまま
羅刹になる そんな奴は僕だけでいい
命賭けて今日も生きる
今夜もまた桜が散る 紅色の
嗚呼 命の花
闇を往くよ この時代に
口を開けた獣のように牙を剥いて
銀の月よ わらえばいい
明日がまだあるのならば咲かせてやる
嗚呼 命の花
最初のコメントを投稿しよう!