破滅の予感とエクスタシー

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彷徨うあなたを見た夜の街で 左手に手錠をつけていた 2ct(ツーカラット) ワイングラスをゆらゆら 足はふらふら 心はずたずた うるわしLady Chic 夜を彷徨うお前を見た 不安の中で ひきつる愛想笑いは まるでパレード 右手の震えを止めたなら音も立てずに カミソリ片手に抱き合おうBaby Good 世の道徳は花に似て 咲いては散りゆくパラダイム 背徳感を口移し飲み干して? 「まるであなたの唇は 触れれば砕ける砂の花」 (ベッドはすでに恐怖で一杯 膨らみ続けるお前の嘘) -みるまに秤は傾いて -媚薬の香りとアマレット 「ふたり今宵、 獣にキスして懺悔の祈りを捧げるの」 「愛しております」 すましたあなたを見た街の店で 左手の手帳を睨んで気づかぬ振り だけどね右手はゆらゆら 視線ふらふら ハートはぐらぐら愛しのLady Good Yo!フザけるお前を見た虚ろな顔で 弄する無意味な言葉は まるでバラード お口のチャックを閉めたなら そうイイ子だね 今夜も始めようか いつものBaby Sick 世のつれそいは月に似て 欠けては満ちゆくパラディウム 罪悪感を口移し 味わって… 「まるでお前の唇は 決して枯れない偽の薔薇」 (ベッドはすでに思い出いっぱい! 膨らみ続けるあなたの愛!) -みるまに陽射しは傾いて -破滅の予感とエクスタシー 「ふたり今宵、たがいにキスして 感謝の言葉を唱えるの!」 「愛しております…」 「愛しております?」 「愛しております?」 「愛しております^^」 「愛しております;」
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