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その日、射命丸文は珍しい客を迎えた。
「珍しいですね。月のお姫様がタレコミとは」
珍しい客、蓬莱山輝夜は数十枚の写真とボイスレコーダーを抱えていた。
「これを新聞に載せて欲しいの」
文は写真を見て、驚いたがその表情はすぐに不敵な笑みに変わった。
「でも、ホントにいいんですか?これを「文々。新聞」に載せて。従者の方に叱られますよ?」
「私の永琳とうどんげはこんなことでは怒らないわ。それに、この平和な幻想郷の乙女達に少し大人の刺激を与えたくてね。里の住人や寺子屋に通うような小さな子には配らないでね」
それだけ言うと輝夜は立ち去っていった。
文はこれから自分の新聞が起こす新たな風を想像し笑みを零した。
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