練習試合

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「おっし、いいぞ陽太!!」 「はい!!」 蒼英体育館はざわめきを隠せなかった。 強豪校だからこそ分かる、陽太の1対1の強さ。 それがまた1年という驚き。 「まるで去年の辰見みたいだな……」 蔵馬が言った。 しかしそれにいつまでも動揺しているほど、蒼英は甘くなかった。 「ぐっ!!」 「ふんっ!!」 ゴール下でのセンター同士の戦い。 高さとパワーで圧倒的に上回る持田に押し込まれる。 「重っ……!!」 「うおぉ!!」 持田はそのままダンクをぶちかました。 「っしゃあ!!」 持田の咆哮。 陽太が作った流れを一気に断ち切るプレーだった。
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