練習試合

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[陽太視点] 「ナイッシュー!!」 「くっ……」 うちのリズムがかなり悪い。 今2クォーターが4分経過した。 スコアは25ー36。 徐々に離されていってる。 何とか立て直さなきゃ……。 「陽太!!」 俺はパスをもらう。 立ちはだかるのは、蒼英キャプテン蔵馬さん。 さっきマークされた藤島さんとは別格だ。 攻守に渡ってかなり強い。 でも……。 「キャプテン!!」 俺がキャプテンに対してパスをしようとする。 それにわずかに反応した蔵馬さん。 「うおっ!!」 そこに生まれたスキをついて、俺は蔵馬さんを抜き去った。 そのままシュートも決めた。 「よしっ!!」 「陽太!!」 このままやられる訳にはいかないんだ……!! 先輩方のためにも。 神野くんをバスケ部に入れるためにも……!!
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