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「よし、まだ点差は一桁だ!!」
「ディフェンスしっかり!!」
陽太が一本、蔵馬を抜き去ってシュートを決めたことで、再び春日谷に火が着いた。
蔵馬とセンターの持田は中々止めれないものの、必死に食らい付く春日谷。
陽太だけでなく、キャプテン落水、好調の副キャプテン和田の活躍で何とか食らい付いた。
2クォーター残り3分を残し、36-44と健闘する春日谷。
県3位の蒼英相手には、かなりの健闘。
だが……ここで、その健闘が無に帰す出来事が起こる。
「交代です」
ブザーと共に蒼英ベンチからコートに一人入って来る。
7番のゼッケンを身につけた蒼英のエースガード、辰見洸希がついにコートに立った。
同時に両チームの雰囲気が変わった。
残り3分弱。
春日谷は地獄を見ることになる。
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