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「リバウンド!!」
両センターの飯田と持田がゴール下で争う。
ポジション的に有利だった飯田の上から持田がボールを弾く。
「よっしゃ!!」
ボールは丁度よく、ガードの鷲見に渡った。
「大事に一本!!」
春日谷の攻撃。
ボールは陽太に。
「さ、来い」
辰見と陽太の一対一。
その時(※)スクリーンプレイによってフリーになった和田。
(※)スクリーン
味方が自分以外の別のディフェンスの通り道に立つことで、攻撃の幅を広げるプレイ。
それを陽太は見逃さない。陽太はすぐに和田にパス。
和田はそのままスリーポイントを決めた。
「5点差!!」
「よし!!」
春日谷の勢いはまだ止まらなかった。
「お、ナイスパス」
「どうもっす」
この時陽太は、あまり辰見から脅威を感じなかった。
だがそれは、次のワンプレイで撤回することになる。
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