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前半残り2分強。
展開は一方的になった。
辰見に代わるまで1対1で勝っていた陽太だったが、体力はもちろん削られていた。
結果、体力マックスの辰見に完封されてしまった。
加えて辰見が入ったことによるオフェンスの強化。
もはやさっきまでとは別のチームとなっていた。
春日谷はもはや前半が早く終われと願った。
「陽太!!」
「くそっ!!」
辰見が完璧に陽太を抜き去る。
「行かせるか!!」
落水がカバーに入ったと同時に、ドンピシャでパス。
追加点を奪われた時点で前半終了。
最後の数分間は、まさに春日谷と蒼英の実力差を表した時間帯だった。
前半終了
39-54
蒼英リード
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