練習試合

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第3クォーターは残り10秒。 うちの最後の攻撃。 「やるじゃんか……」 「その言葉、そのままそっくり返すぜ……。 おらぁっ!!」 俺は辰見を抜きにかかる。 だけど、しっかりついて来る辰見。 「行かせねぇよ」 「行かねーよ」 「何っ!?」 俺は逆サイドでノーマークのバカ野郎にパス。 バカ野郎はそのままスリーポイントを放った。 それは綺麗にリングを通過。 同時にクォーター終了のブザーが鳴った。 「神野くんナイスパス!!」 「逆転もしてないのに、騒いでんじゃねぇよ」 「ぶー」 「何がぶーだ」 何はともあれ、こいつの実力を認めなきゃなんないみたいだな……。 そして俺は……。 第3クォーター終了 61-69 蒼英リード
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