6302人が本棚に入れています
本棚に追加
/1016ページ
第3クォーターは残り10秒。
うちの最後の攻撃。
「やるじゃんか……」
「その言葉、そのままそっくり返すぜ……。
おらぁっ!!」
俺は辰見を抜きにかかる。
だけど、しっかりついて来る辰見。
「行かせねぇよ」
「行かねーよ」
「何っ!?」
俺は逆サイドでノーマークのバカ野郎にパス。
バカ野郎はそのままスリーポイントを放った。
それは綺麗にリングを通過。
同時にクォーター終了のブザーが鳴った。
「神野くんナイスパス!!」
「逆転もしてないのに、騒いでんじゃねぇよ」
「ぶー」
「何がぶーだ」
何はともあれ、こいつの実力を認めなきゃなんないみたいだな……。
そして俺は……。
第3クォーター終了
61-69
蒼英リード
最初のコメントを投稿しよう!