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次の日、オリエンテーションを終え早速部活見学に行こうとした。
すると……。
「あっ、昨日の!!」
「ちっ……テメーかよ」
「ここで会ったが百年目!!
名前教えて!!
そして一緒に体育館行こうよ!!」
「ウザイっつの。
俺につきまとうなよ」
「ひろと……じんの?」
俺はバッグに英語で書いてあった名前を読み上げた。
「テメッ!!
勝手に名前見てんじゃねぇよ!!」
「いいじゃん名前くらい」
「ちっ……!!
……神野大翔(ジンノヒロト)だ。
もういいだろ」
神野くんは俺に背を向けて歩きだそうとした。
「ちょっ、ストップ!!」
俺は神野くんの腕を掴んだ。
「なっ……まだ何か用かよ」
「体育館!!」
「体育館……俺は行かねぇ。
一人で勝手に」
「寂しいこと言わないでさ、ほら一緒に!!」
「テメ、引っ張んなコラ!!」
俺は神野くんを無理矢理引っ張って体育館に連れていった。
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