練習試合

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「うっ……!!」 厳しいプレッシャーに、大翔は攻めるどころかパスすら厳しい状況に。 辰見を始め、蒼英も最後の力を振り絞る。 そのディフェンスは、4点差を守るではなく、更に突き放そうとするディフェンス。 地力の差がここで出た。 「ちっ……」 大翔のパスは僅かに辰見の指に触れて軌道が変わる。 「よしっ!!」 上手く陽太がボールを受け取った。 「来い!!」 陽太と藤島の一対一。 だが、序盤から陽太は藤島を圧倒し続けてきた。 今更止められる訳がない。 「ちっ……!!」 陽太はそのままゴールに。 だが、持田がすぐにカバーにやって来た。 「一年坊なんかにやられてたまっかぁ!!」 陽太と持田が同時に跳ぶ。 「ぐっ……」 空中でぶつかり合った二人。 陽太は完全に空中でバランスを崩す。 「……いけっ!!」 「何っ!?」 陽太は崩れた体制のままシュートを放った。
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