真の仲間へ

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「よし、そうと分かれば一緒に部活行こう!!」 俺は奏くんを引っ張って体育館に連れていこうとする。 「ちょ、ちょっと待った陽太くん!!」 奏くんは俺の手を優しく振り払う。 「あ、あのさ、今度話聞かせてもらおうかなって思っただけなんだ!! 部活頑張ってね!!」 「そうなの? んじゃまたね!!」 なんだ、入部志望じゃないのか……残念。 でもまぁいっか。 春季大会まであと少し!! 練習して蒼英にリベンジするんだ。 そのためには、立ち止まってなんかいられない!! 「おせーぞ」 「ゴメンゴメン!!」 一年生はモップ掛けを始めていた。 その中には神野くんも。 それだけでかなり嬉しくなった。
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