真の仲間へ

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「お願いします!!」 ゲームが開始する。 俺のマークは……神野くん。 「行くぜ」 改めてマッチアップすると、相当の選手ってのが分かる。 カットなんて出来る訳無い。 それどころか……気を抜いたら抜かれる。 それに神野くんはパスの名手。 蒼英戦では、半分も出てない試合で8アシスト。 とにかく、あらゆる場所に警戒してなきゃ……。 「おい」 「え……うわっ!?」 神野くんは俺の顔スレスレを通してパス。 「ナイスパス!!」 パスはキャプテンにドンピシャで通り、先取点を奪われた。 何だ今のパス……全く反応出来なかった……!! 凄い……。 「まず、2点な」 くそ……カッコイイな。 でも負けるわけにはいかない。 絶対勝って、部活を辞めさせたりはしない……!!
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