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清楚な女性が好きだと言う君に
私は一歩下がってついて行く女になった
前へ 前へ
先へ 先へ
気分で振り向いては
また先を歩く彼に
私の姿や表情は写らなくなった
いつの間にか当たり前になってしまった
彼の後ろ姿に問い掛ける
何かが静かに壊れた瞬間
靴の音を響かせながら背を向け
私は歩き出したよ
次に君が振り向くのは
いったい いつなんだろうねぇ
その時にはもう
私はここには居ないよ
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