Emblem

紋章世界ファンダリア

ここは、あらゆる人が紋章という能力を持ち、それを利用して生活している。

「紋章には、法則があり、拳に出れば、その属性の攻撃ができ、額に浮き出れば、その属性の防御などが出来る。

例えば、額に風とでる人間がいたとしよう。
その者は、風の防御が出来る。
つまりは、空調管理者になったり、アロマセラピー等、快適な空間作りの仕事が出来ると言うことです。

また、今現状わかっている紋章の数は、地 水 火 風 光 闇の６属性であり、後はまだ発見されていません。」

そしてとある学校にてグーグーグーと授業中に鳴り響く少年の鼾…
とても平和な日常風景である

「って！リューク！
起きなさい！
リューク！」

「んあ～、後５分…」

「起きろ！」

バチーンと殴り、リュークを叩き起こす大人の女性…
どうやら、この女性が教師らしい。

「いってぇ～！
おはようございます…
アトワール先生」

「この馬鹿！廊下に立ってろ！」

「あーい」

アハハ

ファンガルト大陸の小さな村、クレタ…

そこにある小さな学校から、今日も怒鳴り声と笑い声が聞こえる。

「あ～ねむい・・・

今時、バケツもって立たすのこの学校くらいなものだろ・・・」

そしてこの栗色の髪の少年はリューク。
鍛治屋の息子である。