ヘタレな青年は、ただの変態

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---ブルータス。 辺りを見渡す限りにうめつくす草原に囲まれている王都。 人口は1500人とやや多めだが、とても明るく賑やかな街でも有名である。 街の中心には白を基本とした立派な城が聳え立つ。 さらにはその城の周りには、城を守護するかのように赤壁が存在している。 見上げるほどに高く、頑丈さを誇る赤壁は絶対的な盾の役割を果たしている。 白を基本とした立派な城に住むのは国王を始めとする、その家族。 つまりは王族と言う訳だ。 王都、ブルータスの最高権力者に君臨し長年に渡りブルータスを守り続けてきた。 さらには“王族騎士団”と言う戦闘に長けた猛者共が集結した特殊な部隊も存在している。 王族騎士団には1~10までの部隊がある。 一番隊~十番隊。 数字が小さい程に、その隊の強さも増していく。 十番隊から二番隊までは多くの兵がいるのだが、一番隊に至ってはたったの数人だけで構成されている。 誰もが認める程の強者しか居ない少数精鋭部隊。 その王族騎士団の全指揮権を担っているのが国王と言う訳だ。 そして王城を中心に展開されるのは民達が住む街である。 広大な広さを誇る故か、それぞれに定められた地区があり、A、B、C、Dの計、四地区がある。
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