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「私……市ノ瀬君の事、入学してからずっと好きなんです! もし彼女とか居なかったら付き合ってください」 みほちんはクラスのムードメーカー。いつもお腹がいたくなるまで笑わせてくれる女の子だ。 そんなみほちんがすごく緊張して、必死に気持ちを伝える姿に胸がギュッとなる。 「……俺、あんた知らないし」 えっ???? ドキドキしていた気持ちが、一瞬にして消え去った。 みほちんを見ると俯いてじっとしている。 「悪いけど、暇な人に言って」 とても冷めた声で言う市ノ瀬君。 ろくにみほちんを見もせず、その場から去ろうとする。 そんな……酷すぎるよ……。 ポツンと立ち尽くすみほちんが悲しそうで。思わず手摺から身を乗り出す。
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