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「 ママ! って、切れてる……」 ペタリと座り込み、ぼーっと受話器を見つめていると肩越しから覗き込まれる。 「あり得ないね。 アンタの両親もアンタも。馬鹿な事して迷惑かけないでね」 そう意地悪く言い、二階に上がって行った。 言い逃げか! パパは頼りないし、ママは確信犯だし……。 私、これからアイツと一緒に住んで大丈夫なの? はぁ……今日は何も考えないでお風呂に入って寝よう。 フラフラと立ち上がり、悶々としながらさっき教えて貰ったばかりのお風呂場へと向かった。
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