学園、ギルドとイベント盛り沢山です

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「出ろ。王が面会を御所望だ」 鉄格子の前に、1人の男が現れる。 看守らしきその男は、鉄格子の扉をあけると言った。 「………」 敢えて言葉には対応せず、無言で立ち上がる。 いくら魔人類の所為でこんな状況があったとしても、そう思っていてもそれはあくまで仮説でしか無い。 それに、それを信用し切るほど俺は莫迦では無いつもりだ。 「此方だ。ついて来い」 細心の警戒を払って、俺は男の後を黙って追いかけた。  ………†……†……†……… 豪奢な造りの廊下を歩くこと数分、一際大きい扉の前に出た。 扉の両サイドに衛兵らしき人がいることから、此処に王がいると簡単に推測できる。 「ここが謁見の間だ。 態度次第はその首、飛んでいると思え」 男は俺に脅しを含んだ釘を刺すと、扉を4回ノックした。 「例の男を連れて参りました」 「通しなさい」 中から聞こえる、よく通った声を合図に、予めスタンバイしていた衛兵が扉をあける。 そこには、いかにもといった感じの格好をした王が玉座に座っていた。 部屋のサイドには軽い武装をしている兵がずらりと、王の後ろには大臣らしき老人が二人立っている。 「入れ」 男は俺に小さく呟くと、一礼して去って行った。 初めて見る光景に気圧されつつも、部屋の中心まで歩みを進めた。
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