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「はいはい分かった分かった。んじゃーねー」ピッ
「リョウ、そう言う事でソイツは人違いだ。サリナって子も男じゃなくてやっぱ女だった」
「そうか、今度からテメェの仕事の誘いは全部断るわ」
二人組みの片割れはリョウと言う名前らしい。リョウの言葉にアキラは、悪い悪い、そんな事言わずに~とリョウにヘコヘコ謝っている。
「あの…それで俺はどうなるんですかね?」
オズオズといった調子で軽い口論になっている二人へ尋ねる。
「あーそうだなぁ…えっとリョウ、どうするよ?」
大して考えた様子も無く、頭を掻きながら返答を求める。いろいろと考えることが苦手な様だ。
「チッ…糞ッタレが…おい、お前も奴隷商人共に売られたんだろ?そんで。俺らのミスで助けちまった訳だが………まぁ好きにしていいぞ」
「え?え?」
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