日常に隠れていた闇

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昔、一代目星竜羅はある軍団と戦った。 戦力も何もかも一緒だったと言う。 相手は真っ黒で、生きている感じがしない。 しかし、死んでもいない。 そこで気が付いた。 自分たちの“影”が無かった事に。 そして、その日からそいつらの名前は“影”と、言う様になった。 亮助「影……」 やぶは、自分の影を見る。 無い…… 師匠「そっ。で、影が現れるのは、力を必要としている時らしい」 双介「消すには?」 師匠「自分で倒す」 嘉人「それだけ?」 師匠はため息をついた。 師匠「自分と同じ力のヤツと戦うんだぞ?」 確かに。 同じ力だと、こちらのスタミナが尽きれば負けになる。 何せ、相手は生きていないのだから。
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