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双の前にいた人物。
?「俺の名は“覇炎”」
覇炎……
会田 双羅の中にいた悪魔。
双羅と共に死んだ。
ハズだった。
未来編では、双が少し力を出しかけた。
“悪魔”と言うより、人の皮を被った獣、と言われている。
本当の姿は扉の奥にいるが、覇炎の力をコントロールするのは難しい。
双はまだまだ未熟……
双羅ですら操れなかったのだから、双ではかなり難しい。
双介「覇炎……!」
“憎しみにとらわれるな!”
声が聞こえた。
双介「憎し…み?」
覇炎「ちっ…。あの刀を抜け!」
覇炎は無理やり双を立たせた。
バシッ!
覇炎「てめぇ……」
双は覇炎の手を弾いた。
そして、覇炎の胸ぐらを掴んで言った。
双介「憎しみ?俺はそんなもん知らねぇな。俺の中にあるのは俺だけだ。てめぇなんかすぐに追い出してやる」
双は振り向き、長い道を走った。
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