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双介「………!」
双の目に映っていたのは、影を殴る寸前の自分の拳。
師匠と嘉人はフェンスの上に逃げていた。
双介「俺……」
影が双の手から消えた。
周りは少し焦げている。
亮助「双…?」
双介「やぶ!」
バコンッ!
双介「へぶあっ!」
やぶのパンチが双の顔に直撃した。
亮助「何、人の影をボコボコにしてんだよ!つか!焦げてんだよ!」
やぶは周りを指差した。
双の目はパチクリ。
斬られたのに、立ってるもん。
双介「傷……」
自分も刺された事を思い出した。
が、傷がない。
双介「………」
師匠「とりあえず戻ろう」
師匠は双を立たせて屋上を後にした。
嘉人「行くぞ」
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