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僕はその時、嫌な予感がした。 もしかしたら、もしかすると! これはドラマとかアニメとかでよく見る…! 「はーい! 席着けー! 今から転校生を紹介するからな!」 入ってきたのはあの女の子。 予感的中! 「私はワタベウララだ。 よろしくお願いする」 「ヤベェ! 超可愛い…!」 ボソッと呟くマサル君。 でもあの子、ロボットだから! とは言えなかった。 ていうか言えない。 これはみんなに秘密にするべ… 「ちなみに私はロボットだ」 き…って言っちゃったよ! 僕が秘密にするべきって言う前に自分で言っちゃったよ! 「あのっ!」 僕は咄嗟に立ち上がっていた。 「その…違うんです!」 何言ってんの、僕? 言い訳出来る訳ないじゃん。 ていうか、知らない女の子をなんでかばってんの? かばうっていうか、自分で言ったんじゃん。 何してんだろ、僕…。
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