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楽しかった夏休みが終わった。 って言っても、ずっと家に居たんだけど…。 それでも、僕の夏休みは充実していた。 早めに宿題も終わらせたし、長年やっていたゲームもコンプリ出来た。 まぁ、夏休みが終わる3日前にマサル君が 「宿題見せてぐれぇぇぇ!」 って泣き叫びながら家に入ってきたのは予想外だったけど…。 僕は久しぶりの制服に身を包み、玄関のドアを開けた。 「おっはー!」 寝ぐせだらけの頭のマサル君が目の前にいた。 「…おっはー…」 僕も一応、おっはー返しをしてみた。 「おいおい!テンション低いぞ!」 これでも精一杯だったのにな…。 「1個言ってもいい?」 「おう!なんだよ?」
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