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ある専門家は当初
「メルトダウンは起きていない」
と言いながら、後に
「メルトダウンなんてそもそも勝手に造られた言葉で、メルトダウンの概念なんてものはない」
などと言葉を濁した。
テレビメディアは“原発推進派VS反対派”という図式でそれらを面白可笑しく連日垂れ流した。この技法は昔からよく使われ、例えば“ダメ教師VSモンスターペアレント”などのように。
テレビ的には解りやすく面白みがあるが、この図式は本来の問題を結果的に見えなくしてしまう。教師VS親だってよい教師・親もいれば、悪い教師・親もいるわけで、制度そのものへの批判批評や親子の在り方など核心を突かれるとまずい人々がいることを意味する…と考えると、今回の原発問題も核心がかなり隠されて来た様子が伺える。
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