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マスコミの中に政府や東電の後ろ楯を獲ている人間がいたのだ。当時マスメディアでは、専門家と呼ばれる人たちが随分といたが、その意見は真っ二つに割れていた。原発事故は大したことないvs重大な事故だ!という構図。それは原発推進派と廃止派とも区分されたのだが、問題は推進派の中に政府なり東電なりの息のかかった人間がいたことで、事実が随分と曲げられたり話を逸らさせたりしていた。
例えば「20とか10ミリシーベルト」という数字。「国際機関では20ミリシーベルト以下なら人体に被害はない」とか、「5ミリシーベルトでも人体には影響が出る」とか。
本来まずマスメディアがやらなければならなかったのは、数字云々ではなく原子力なり核融合とは何なのか?そういった話でなければなかったが、いまだ(2013年8月現在)核融合などの話をテレビなどで詳しくやってはいない。
核物質がなぜ身体に有害で、どのように身体を侵食して行くのか?など。
政府にしても電力会社にしても、なにがなんでも原発は止めたくないのだ。それは原発が“打出の小槌”であるからで、例えば石油やガスで電力を作る場合明確に費用が算出されてしまうが、原発はまったくのグレーゾーンでありいくらでも袖を振れる。そして実際袖を振れるだけ振って来てしまったが故、原発関連企業を多発しそれは天下り先として絶対的なポジションを形勢させてしまった。
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