72人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
風師匠は無邪気に喜ぶ悠の姿を見て笑みをこぼす。
そして、少し間をあけた後、男を方を向く。真剣な顔つきに変わる。
「では、そろそろ本題に入りましょうか。単刀直入に申しますが・・・・、」
「貴方、悠に用があるのでしょう?」
「え、ボク!?」
風師匠の言葉に驚く悠。
男は冷静に返す。
「はい。そこまでお見通しとは・・・。悠さん」
「は、はいっ!」
「私がここにやって来たのはひとつお願いを聞いてもらいたいがためです」
「お、お願い、ですか?」
「はい」
「貴女にまたこちらに戻っていただきたいのです」
最初のコメントを投稿しよう!