空、再び闇へ行く

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「そうか、そんなことが・・・」 「私が居たというのに・・・すみません!」 ボンゴレ本部。 悠とマルシィに対面している人物こそボスであるボンゴレⅨ世である。 見かけはどこにでも居そうな紳士のお爺さん。 しかし、悠は感じ取っていた。 (この人のオーラ、師匠に匹敵すると思う。流石だね・・・) 「別にいいんだよ。おかげでその少女は助かったんだろう?」 「そ、それはそうですが」 「なら、いいんだよ」 「・・・はい」 結局、彼の微笑みにマルスィは何も言えなかった。 (そういえばボンゴレには天候になぞらえた守護者が居たっけ。ボスは“大空”だったかな?解かる気がする) ボンゴレⅨ世は一息つくと悠のほうを向き、 「さて、そろそろ本題としよう」
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