俺と彼の日常篇

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いつも買うメーカーの紅茶が売切れてた。 かなりショックだし。 ここから一番近くて目当ての紅茶を販売してるコンビニは歩いて15分、しかも学校と真逆の場所にある。 紅茶を諦めるなんて考えは毛頭ない俺はこれから15分かけて学校とは真逆にあるコンビニに行くしかないんだけどね。 俺は今、切実に悩んでる。 何にかって? コンビニを出るか、否かにだよ。 別に外が暑いからだとか漫画の新刊があるからとか、そんなことが理由じゃない。 雑誌を流し読みしながらコンビニの外をチラ見する。 いち、に…、計四人のどうみても素行不良な奴等が殺気立った目をコンビニの中に向けていれば誰だって外に出たくなくなるでしょ。 しかもそいつらの視線を一心に集めているのが俺なんだからなおさら外に出て絡まれることなんて目に見えてるしね。 今日はこのままここで雑誌見てようかな? 飽きたら帰るだろうし…と思ってたら携帯が鳴った。 .
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