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まあ、聞く気はないけどねってことで携帯で時間を気にしつつ歩き出すと俺の優しい態度が気に入らなかったのか不良の一人が殴りかかってきた。
避けると空を切る音がしてさっきまで俺がいた地面に鉄パイプの先がめりこんでた。
『…危ないなぁ』
「避けんなこの野郎!」
『いやいや鉄パイプ避けないとか俺Mじゃないし…』
「ふざけんなテメーッ」
今度は後ろから殴りかかってきた奴の拳をかわすとそいつはバランスを崩して地面に転がった。
「テメーよくもやりやがったな!」
「ぶっ殺してやる」
物騒な言葉を喚きながら周りを囲む奴ら。
こいつらまともに相手にしてたら絶対に集会に間に合わないし…。
溜息をつきながら胸ポケットから煙草を一本取り出してくわえる。
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