第一章

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「いってきます。」 家を出て学校へ向かう タッタッタ… 『しぃー、静かにね、ちょっとまってて』 ……………声聞こえてるし。 『いくよ、……ばあっ‼』 「うん……おはよ。」 『なにさぁ!!少しくらいびっくりしたっていいじゃん、しいなってば~』 「だって、全部きこえてるから。」 『え!?うそ-⁉ちゃんと声小さくしたのにぃー」 そう言って舞はいつものばかっぷりを見せていた。 「あ、おはよ。翔平」 『ん。おはよう』 後ろから翔平が眠たそうに歩いてきた。 「朝から大変だね、こんなおばかさんと登校だなんて」 『…。』 『あははっ、そのおかげで目が覚めたよね-!!』 『「ばかは否定しないんだ」』 『あは、2人ともすごい!!ナイスだねっ!!』 『「………。」』 なにがナイスなんだか… そうやってあきれて歩いていると人が増えていることに気付いた。
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