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「あぁ、捕まってしまったのですね、?転生者さん…」
背後からの声。
フッと現れたように気配を感じた。
ワイの第六感が、警告を告げる。
「誰だテメェ!!」
―――危険だ。と。
ショートソードで斬りかかる。存在に気がついてから、約一秒も満たない内に。
――が。
「ふむ。なかなかに早いですね…」
「なッ!?」
しかし、そんな最速の一撃も、指先一つで止められてしまった…。
「けれども。その剣、ナマクラなんじゃ無いんですか?」
嘲笑うかのように、ひょいっと返された。
「ああ。何者か、でしたね?質問は」
返された剣を見ながら、ワイは呆然とする。
そこの、少女のレベルを…遥に上回るぞ。
「僕の名前はミカエル。大天使ミカエルです。お見知りおきを」
……旅の始まりにして、またまた厄介な物に巻き込まれたみたいだ。
魔物の急増
異世界人
大天使ミカエル
「……っ、どうなってやがるんや!この世界は…ッ」
ワイたち、人間たちの知らない所で、何かが動き始めているようだ。
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