―序章―暖かさに包まれた生涯にまた彩られた桜は咲く

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俺らは…最後まで咲きつづけた。 綺麗だったのかはわからない。 だが綺麗で居たいと思った。 散る姿まで美しく居たいと。 ──いつまでも思っていた。 お前が大好きだったものを守る為に。 俺らは………──────── なぁ…… お前の言う未来って…何なんだ? お前の見る未来って…何なんだ? 彩られた世界なのか? 暖かい世界なのか? お前が好きだったものは…そこには有るのか? なぁ… 俺らはまた…会えるんだよな…? お前の瞳には…今何が映って居るんだろうな… 悩んで、考えて、後悔するばかりの俺らを此処まで導いてくれたのはお前だろう? なぁ…お前には今何色が見える? 俺は…世界が灰色にしか見えねぇよ お前が居なくなった俺の心は… 虚無感しかねぇんだよ…!!!
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