第一章…街

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掴んだ手は、温かみが少しだけあった。 重く冷たかった私の身体も、今は温かみを取り戻していた。 そして…微な声の持ち主が…話始める。 『今以上の苦しみ、辛さが待ち受けているかもしれないが…』 その微かだった声が、今、ハッキリと聞こえる。 『何とか乗り越えてくれ…』 そう言った後、何か熱い物が大量に 私の中へ入って来た。
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